国土交通省は、先進安全技術の性能認定制度で認められた車両を示す2つのロゴマークを新たに作成したと発表した。「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」と「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」について一定の性能を満たしたことを表示する。先行導入した「対車両衝突被害軽減ブレーキ」の認定ロゴマークに続くもの。国交省は、自動車メーカーがホームページで商品・機能説明に利用することを想定する。3種のロゴでユーザーがどのような性能を持つ車両かをつかみやすくして、先進安全技術を備えたモデルの普及を促し、安全・安心な交通社会の実現につなげていく。

 同認定制度は2018年に創設。19年には車両を検知して自動的に制動をかける機能を備えたモデル向けに、英語の衝突被害軽減ブレーキの略称となる「AEBS」をモチーフとしたロゴを制作した。今回、認定制度の対象が拡大したことに合わせ、ロゴの追加も決定。対歩行者の機能を備えたものは「AEBS2」を、踏み間違いには同じく英名の略称である「PMPD」をそれぞれデザインした。

 また、20年度の審査結果を公表。自動車メーカー8社からの申請に対し、対歩行者衝突被害軽減ブレーキ搭載車で255型式、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の搭載車256型式について認定した。