スバルは5日、半導体不足を理由に、完成車工場の群馬製作所矢島工場(群馬県太田市)の操業を10日から最長27日まで停止すると発表した。長期連休明けの5月10日から全ラインで操業を再開する予定で、減産規模は1万台を見込む。
矢島工場は「アウトバック」「フォレスター」「XV」の3車種を生産している。2ラインあるうち、1本は10~27日までのうち13稼働日、もう1本は10~20日までのうち8稼働日で操業を停止する。
スバルは、世界的な半導体の供給不足を理由に年初から国内と米国の生産拠点で生産調整を継続して実施している。今回操業を停止するのは群馬製作所のうち矢島工場のみ。本工場とエンジン・トランスミッション工場の大泉工場は操業を継続する。ルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)で発生した火災の影響は含まない。