自動車産業で知的財産権(知財)の位置付けが転換期を迎えている。背景にあるのがCASE(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)に代表される自動車業界の変革だ。主流の技術革新を制して知財を押さえれば、独占的に事業を拡大することが見込める一方で、乗り遅れると生き残れなくなる可能性もある。先進技術が企業の競争力を左右することから情報流出などのリス…