欧州自動車工業会(ACEA)が発表した主要18カ国の2月の乗用車新車販売台数は、前年同月比21.3%減の75万8654台となり、5カ月連続のマイナスとなった。新型コロナウイルスの変異株の感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)などの影響で需要が大きく落ち込んだ。
欧州最大市場のドイツが同19.0%減の19万4349台となったほか、イタリアは同12.3%減の14万2998台、フランスは同20.9%減の13万2637台だった。英国は同35.5%減の5万1312台と大きく落ち込んだ。
メーカー別では、フォルクスワーゲングループが同20.4%減の19万356台で、シェアは同0.3ポイント上がり25.1%となって首位。2位はグループPSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が統合して発足したステランティスで、販売台数は同22.4%減の18万6754台でシェアは0.4ポイント下がり24.6%だった。
日系メーカーはトヨタ(レクサス含む)が同13.9%減の4万2572台でシェアは5.6%、日産自動車が同35.0%減の1万6740台でシェアは2.2%だった。