森田学 企画本部商品企画部長

 ―国内でのオールシーズンタイヤの需要変化は
 「各メーカーがオールシーズンタイヤを投入しラインアップが増えていることもあり、認知が進んでいると感じる。量販店だけでなくカーディーラーでの取り扱いも増えてきている印象だ」

 ―オールシーズンタイヤ「セルシアス」の販売状況は
 「2019年8月に6サイズの展開で発売し、昨年11月からはさらに13サイズを順次拡充してきている。販売が伸びているエリアは準降雪地だ。一家に複数台、車を所有しておりセカンドカーにオールシーズンタイヤを使うユーザーが増えているもよう。一方で、年に数回しか雪が降らない都市部や、降雪地域で夏タイヤの代わりにオールシーズンタイヤを付けるという需要もある。幅広く拡販するためにも、まずはオールシーズンタイヤという選択肢を浸透させていく」

 ―セルシアスの特徴は
 「スノー性能、ドライ・ウエット性能を発揮するためにタイヤデザインと非対称にしている。内・外側で役割をわけているため、一般消費者にも理解していただきやすく、当社独自の特長がうまく伝わっている」

 ―小売店への販売支援策は
 「販売店向けの研修を実施している。オールシーズンタイヤは性能を正確に伝える必要がある。お客様に適切な使用方法をより分かりやすくイメージいただけるよう、販売現場とともに考えていきたい」

 ―一般消費者への訴求は
 「アクティブに活動するユーザーをターゲットに旅行関連のウェブサイトなどへインプレッションを掲載し、認知度向上に取り組んでいる。セルシアスは当初SUVサイズをメインにしており、アウトドアやレジャーシーンでも当製品をご使用いただいている。オールシーズンタイヤがあれば行動範囲もさらに広がるのでは。軽や小型車のサイズも用意しているので子育て世代にも商品の浸透を図りたい」

セルシアス

 製品紹介「セルシアス」

 2019年8月にオールシーズンタイヤ「セルシアス」を発売した。昨年11月には新たに13サイズの追加を発表し、計19サイズを展開している。SUV向けをベースに幅広いサイズ展開で、市場ニーズに対応する。
 スノー性能とドライ・ウエット性能を両立するために、パターンを左右非対称としたことが特徴で、内側がスノー性能、外側がドライ・ウエット性能を重視したデザインとなっている。同社の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を用い、セルシアス独自のトレッドコンパウンドとした。シリカの分散を高めたアクティブポリマーで、ウエット性能と転がり抵抗を両立し、全天候型タイヤとしての性能を確保する。