レッドブル・ホンダ

 フォーミュラ・ワン(F1)2021年シーズンが26日に開幕する。レッドブルとアルファタウリにパワーユニットを供給するホンダにとっては最後のシーズンになる。シリーズチャンピオンとして有終の美を飾れるか、ホンダ最後のF1が始まる。

 「シリーズチャンピオンを獲得し、エンジニアの自信を深めたい。カーボンニュートラルに向けて八方塞がりの状況を打破できる人材を育てる」。16日にホンダが開いた説明会でF1開発のトップを務める浅木泰昭氏は最終シーズンにかける思いを述べた。

 昨シーズンは、コロナ禍によるスケジュールの大幅な変更などへの対応を迫られながらも第5戦でレッドブルのマックス・フルスタッペンが優勝。さらに第8戦ではピエール・ガスリーがトロロッソ時代を含めてアルファタウリにチーム初優勝をもたらした。

 ただ、シリーズチャンピオンのルイス・ハミルトンを抱えるメルセデスとの差は大きかった。ホンダ陣営トップのフェルスタッペンの年間獲得ポイントは214㌽(3位)とチャンピオンのハミルトンと133㌽の差がついた。浅木氏は「特に序盤は発電量の差によるパワーの違いが大きかった」と振り返る。

 悲願のシーズンチャンピオンに向けてレッドブルは、レーシングポイントで昨年4位の実績を残したセルジオ・ペレスを獲得。7年ぶりの日本人ドライバーとしてアルファタウリから参戦する角田裕毅にも期待がかかる。エンジンは、カムシャフトのレイアウトを大幅にコンパクト化するとともに下方向に配置し、燃焼室の形状を変更。ボアピッチにも手を入れており、間隔を詰めた。新設計といえるエンジンの採用で出力の向上を見込む。

 第4期7年間の集大成としてシリーズチャンピオンをねらう今シーズン。まずは26~28日に開催される開幕戦バーレーンGPでの勝利を目指す。