日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門プリンシパル/主席研究員 三木優(みき・ゆたか)

輸送・移動における脱炭素化に関する取り組みは航空・海運業界においても本格化しつつある。航空業界では、国際航空における二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに05年比50%減とする目標を掲げている。主な対策として、航空機自体の効率改善、運航方式の改善、代替燃料の導入等が挙げられている。代替燃料は、主にバイオ燃料が想定されている。廃棄物や廃食油を…