C40プロトタイプとパーソン社長

 ボルボ・カー・ジャパン(VCJ、マーティン・パーソン社長、東京都港区)は、今秋に予定する電気自動車(EV)の新型クロスオーバーSUV「C40」の投入に合わせて、新たなサブスクリプションプランを導入する。3カ月経てば追加負担なく解約可能とするのが最大の特徴で、当初投入する100台を対象とする。ユーザーが抱くEVの航続距離やリセールバリューへの不安を払しょくし、EV購入のハードルを下げるのが狙いだ。

 料金設定など詳細は新型C40の投入時に発表する。パーソン社長は「EVとサブスクは非常に良好な組み合わせ。サブスクは柔軟に変えられることが重要だ」とEV向けの新プラン導入に自信を見せる。契約が終了した車両の活用は、中古車として販売するなど今後詰めていく。

 3カ月で解約可能とすることに「(販売側として)リスクがまったくないわけではない」ともパーソン社長は指摘する。ただそれ以上に、EVを買いやすい環境を提供しつつ、実生活での実用性に納得できない場合はユーザーが負担なく解約できるセーフティーサービスを設けることが、日本市場におけるEV普及に必要な施策と考えたもようだ。

 同社は3日、ハイブリッド車(HV)を含む内燃機関を搭載したモデルを段階的に廃止し、2030年にはすべての新車販売でEVを目指すと発表した。25年の段階では、年間販売目標台数2万5千台のうち、35%の約9千台でEVを販売する計画だ。C40を含めて今後導入するすべてのEVは、オンライン販売のみとすることも併せて発表した。