2月の車名別新車販売台数は、登録車と軽自動車を合わせた総合順位でトヨタ自動車「ヤリス」が6カ月連続でトップだった。ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」は、前年同月実績を下回る台数にとどまり、首位には届かなかった。登録車のみの順位では、トヨタが6カ月連続でトップ5を占めるなど好調を続けている。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤和夫会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、堀井仁会長)が4日、それぞれ発表した。3位スズキ「スペーシア」、4位ダイハツ工業「タント」、5位トヨタ「ルーミー」とトップ5の順位は先月と変わらない。首位ヤリスのうち、小型SUV「ヤリスクロス」は9491台、「GRヤリス」は1117台。

 登録車の順位は、2位「ルーミー」、3位「アルファード」となり、上位3車種が1万台を超えた。4位以下も「カローラ」「ハリアー」「ライズ」と6位までトヨタ車が続いた。

 一方、半導体の影響で減産した日産自動車「ノート」、ホンダ「フィット」が1月を下回る台数にとどまり、順位を落としている。

 軽は、トップ3に変動がなかった。日産「ルークス」が1万台を超えて4位に浮上。軽スーパーハイトワゴンが上位に並んだ。6位のスズキ「ハスラー」は前年同月比41.5%増と上位10車種の中で対前年の増加幅が最も大きかった。