「知ってか知らでか」―。今年1月、一般紙の「感染列島 深刻」という大きい見出しに、ある映画を思い出した。その映画は「感染列島」(2009年)。舞台は東京近郊の救急病院。1人の救急患者が運び込まれ、高熱、肺炎、痙攣、吐血と症状が悪化して死亡。新型の鳥インフルエンザが疑われ、その後、瞬く間に感染は全国に広がる◆放映時、一部の国で新型インフルエンザが流…