伊東敏夫教授。ブレグジットに加え、帰国直前に新型コロナウイルス感染症に伴うロックダウンが発表されるなど、英国の変化も体感した

大学教員は生徒の教育・指導や研究室の管理業務などに時間を取られ、自らの研究に打ち込みにくい状況が散見される。こうした中、大学のサバティカル(大学教員らが教育、校務などから一定期間離れて自らの研究に専念する時間を設ける制度)を活用して、英国の研究機関に留学したのが芝浦工業大学の伊東敏夫教授。自動車の世界標準づくりで伝統と影響力を持つ英国の機関での活…