乗用車メーカー8社が25日に発表した1月の世界生産台数は、合計台数が前年同月比4・5%減の212万3654台となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。世界的な半導体不足を背景とした生産調整や新型コロナウイルスの感染再拡大などの影響で下振れした。世界販売の8社合計は同1・0%減の206万3100台となり2カ月ぶりのマイナスとなった。新車需要は中国などで回復基調を示すものの感染再拡大による低迷が一部で見られ、さらに半導体不足による生産調整が回復傾向に水を差した格好だ。

 ホンダは半導体不足の影響で国内や北米5拠点で生産調整を実施し、世界生産が同8・8%減と5カ月ぶりにマイナスに転じた。スバルでは、半導体不足の生産影響台数が国内で9千台、米国で6千台の計1万5千台に及んだ。日産自動車は半導体不足の減産台数規模は公表していないが、国内生産が同14・7%減となった。国内生産台数は全8社が前年実績を下回り、8社合計も同10・1%減の65万2878台と大きく落ち込んだ。

 海外生産の8社合計は同1・7%減の147万776台だった。生産国別で見ると各社とも中国の堅調さが際立っている。需要の回復に加えて昨年は春節の影響で稼働日数が少なかったこともあり、トヨタ自動車は同41・1%増、日産は31・0%増、ホンダは同27・7%増と大幅な伸びを見せた。トヨタは1月実績で半導体影響が米国で一部見られたが海外生産台数は1月として過去最高を記録した。

 世界販売はスズキとスバルがプラス、トヨタが1月として過去最高台数を記録する一方で、他の5社がマイナスとなり8社合計ではわずかに前年実績を下回った。海外販売は中国が大きく伸ばしたものの8社合計では同2・6%減の170万5783台。国内販売は三菱自動車を除く7社がプラスとなり、8社合計は同7・7%増の35万7317台だった。