トーヨータイヤは、足元で363億円の連結営業利益を、2025年12月期に600億円に引き上げる。25日に発表した5カ年の新中期経営計画内で明かした。主力の北米市場ではSUV用タイヤの増販を目指すほか、日本では営業機能の集約など拠点再編を進める。中計内で総額1940億円の設備投資を計画する。

 同日の会見で清水隆史社長は「全てを拡大するのではなく、持っているものを最大限生かし、独自の強みを発揮していく」方針を示した。

 新中計内で、北米工場の増産やセルビア工場からの輸出体制を整え、北米販売シェアで現在の7位から5位を目指す。また、国内販売会社の本社をメーカー本社内に移転し、営業機能や物流網を再構築して効率化を図る。欧州拠点や日本の研究開発拠点への投資も見込む。

 摩耗予測などを行うソリューションサービスの事業化を23年に目指す。資本業務提携を結んでいる三菱商事とのシナジーを生かし、電気自動車(EV)向けタイヤなど次世代製品の研究開発を加速する。