アウディ「e-tron」

 アウディジャパン(フィリップ・ノアック社長、東京都品川区)は、マイルドハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)を軸に電動車の販売戦略を展開する方針を固めた。当面は日本市場で取り扱う電動車のパワートレインを2種類とし、ユーザーに向けた電動化技術の訴求と他ブランドとの差別化を明確化する。営業効率を高めることで電動車の販売台数増につなげる。

 独アウディは1月、2025年までに電動車を約30車種に拡大し、そのうち25車種をEVとすると発表。既存車種へのプラグインハイブリッド車(PHV)モデル追加も順次実施しており、電動化戦略を一気に加速させている。

 そうした中、日本市場における電動車の販売戦略について、ノアック社長は「(電動車の)車種を多く投入し過ぎてしまうと、販売店やお客さまが混乱してしまう。向こう2年はEVとHVを中心に伸ばしていく」との考えを示した。PHVモデルの導入については「慎重に検討を進める」と述べるにとどめた。

 同社は、20年9月にアウディブランドとしては日本初となるEV「e-tron(イートロン)スポーツバック」を導入。今年1月には、イートロンのSUVモデル「イートロン50クワトロ」を発売した。HVモデルも、3月に発売する「Q5」のように商品改良のタイミングで順次、追加設定を進めていく。