ダイムラーは、2021年末までに商用車部門である「ダイムラー・トラック」を分離して上場させると発表した。乗用車部門「メルセデス・ベンツ」を後継会社とし、社名もメルセデス・ベンツに変更する。乗用車事業、商用車事業の独立性を高めることで、経営判断のスピードを高める。

 持ち株会社であるダイムラーは、事業会社としてメルセデス・ベンツ、ダイムラー・トラックと金融事業などを手がけるダイムラー・モビリティの3社を傘下に連ねる。このうちダイムラー・トラックを分離し、株式の過半数をダイムラーの既存株主に割り当てる。

 ダイムラー・モビリティはリソースを2分割し、メルセデス・ベンツとダイムラー・トラックに配置する。