新型パスファインダー
新型フロンティア

 日産自動車は、大型SUVの「パスファインダー」とピックアップトラックの「フロンティア」の新型を今夏、北米で発売すると発表した。事業構造改革「ニッサンネクスト」で掲げる12の新型車のうちの2車種。コア市場と位置付ける米国でのSUVとピックアップトラックの商品力強化で、事業収益性の回復につなげる。

 新型パスファインダーは、2WDと4WDをラインアップし、4種類のグレードを用意した。全グレードに3.5リットル直噴V型6気筒エンジンを搭載。新型9速オートマチックトランスミッション(AT)と組み合わせる。4WDモデルは、スポーツやエコ、スノー、サンドなど7種類のモードを選択できる。

 初代をイメージしてスリースロットグリルと組み合わせたVモーショングリルやC字型のヘッドライトなど日産独自のデザインを取り入れた。Cピラーには同車種初のツートンカラーを採用した。

 安全装備も充実させ、全グレードに「日産セーフティシールド360」を標準装備する。

 新型フロンティアは、インターロッキングデザインの新型ヘッドライトと堅牢さを表すグリルなどを装備。外板色は9種類用意した。

 3.8リットル直噴V6エンジンは9割以上の部品を新開発・改良し、9速ATと組み合わせ力強い走りを実現する。

 全車にヒルスタートアシストを標準装備するほか、4WDモデルには、坂道を下る際に速度を抑えるヒルディセントコントロールも標準装備する。