新型Sクラス

 日本精機は、同社初の拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレー(HUD)をメルセデス・ベンツ「Sクラス」向けに納入を始めたと発表した。HUDは、ドライバーの視界内のフロントガラスなどに車速や警告、ナビゲーション表示などの情報を透過的に表示する。

 Sクラスに搭載するHUDは、プロジェクターなどに用いる新技術を採用し、ドライバーの視点から約10メートル先に約77インチサイズで情報を現実の視界に重ね合わせて表示することを可能にした。

 同社は、メルセデス・ベンツに18年9月から納入を開始した。20年2月にはサプライヤーアワードイノベーションを受賞している。