豊田合成は、宮城県に内外装部品を生産する工場を新設すると発表した。2022年夏頃からラジエターグリルなどの生産を始める。
豊田合成東日本(宮城県栗原市)の宮城、岩手に次ぐ第3工場、大衡工場(黒川郡大衡村)として設立する。敷地面積は約3万4000平方メートル、建屋は約8300平方メートル。今年4月に着工する。最新の塗装設備やロボット、再生可能エネルギーの利用設備を導入した先端工場とする計画だ。投資額は約37億円。
同社は、トヨタ自動車が中部、九州に次ぐ第3の自動車生産地と位置づける東北で、これまでエアバッグやウェザーストリップなどを生産してきた。新たに内外装部品も手がけることで、主要製品の供給体制を整える。同社グループとしては国内15番目の工場となる。