ジェームス・カフナーCEO

 トヨタ自動車のグループで自動運転技術開発などを手がけるウーブン・プラネット・グループは29日、オンラインで会見を開き、1月から移行した新体制での取り組みを紹介した。新たに立ち上げた持ち株会社のウーブン・プラネット・ホールディングス傘下の2つの事業会社と投資ファンドでそれぞれの役割を明確化することで、自動運転や実証都市の事業を加速していく方針を示した。

 同グループは1月に組織を変更し、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)で行っていた自動運転技術の開発をウーブン・コア、実証都市「ウーブンシティ」など未来に向けた新領域の推進をウーブン・アルファと2つの事業会社に分け、さらに新領域に投資するウーブン・キャピタルを立ち上げた。

 同日開催したオンライン会見でジェームス・カフナー最高経営責任者(CEO)は、新体制に移行した背景について「強い基盤を作るとともに、成長するためのスピードと柔軟性を維持するため」と述べた。

 自動運転技術については、ドライバーカー向けの運転支援システムに加えて、MaaS(サービスとしてのモビリティ)向けの自動運転システムを搭載した車両テストを年内にも一般道で行うことを明らかにした。ソフトウエア開発ツールの「Arene(アリーン)」についてカフナーCEOは「インターフェイスを作ることでスマートフォンの(ソフト開発の)ような効率化につながる」と自信を見せた。