15年ぶりのフルモデルチェンジ「ストラディアⅢ」
ブリッド初のチャイルドシート「コンフォルテ」

 今月1日に創業40周年を迎えたスポーツシートメーカーのブリッド(高瀬嶺生社長、愛知県東海市)は、15年ぶりのフルモデルチェンジとなる「STRADIA(ストラディア)Ⅲ」を発売する。また同社初のチャイルドシート「コンフォルテ」が4月に発表予定だ。さらに、昨年の発売以来好評を得ているシートチェアベース「マルチキャスターPRO」や座椅子ベース「ザシッツ」、今後発売するロッキングベース「エンペラー」など、車内以外でもシートを有効活用できるオプション提案を強化していく。

 ストラディアシリーズの最新作は、昨年フルモデルチェンジを行った「ジータⅣ」のシェルをベースに新たに設計・開発した。フレームの引っ張り強度が200%、全体強度は40%、バックレスト強度が15%アップと、剛性と強度を飛躍的に向上させた。新開発のリクライニング機構は、強度と精度を両立させた小型軽量の最新デバイスを採用した。両サイドに採用したスマートワンタッチレバーで操作も簡単。腿部のクッションは、ハンドルとのクリアランスの少ない車種にも対応するよう、厚みを持たせたスタンダードタイプと薄めのロークッションタイプから選択できる。さらに、モータースポーツやサーキット走行に対応できるよう、6点式ハーネス用のホールが座面に新設された。ジータⅣとの組み合わせも考慮し、背面の大径ベルトホールを同一とすることで、見た目も統一感を持たせている。純日本製オールハンドメイドで仕上げられ、色はレッドをメインに3色で展開し、保安基準にも適合したブリッドのフラッグシップモデルである。

 また、リーマンと共同開発したチャイルドシートの「コンフォルテ」は、ISOFIX対応で、最新ヨーロッパ規格のR129に適合、新生児から4歳ごろまで長く使用できる。

 21年は、スポーツシート事業のさらなる追求、テレワーク等ホームチェア分野への提案、新事業であるチャイルドシートの投入で、ゼロ歳児からフル世代までの幅広い年代層にアピールしていく。40周年、新しいブリッドがスタートする。