グループPSAジャパン(木村隆之社長、東京都目黒区)は27日、プジョーブランドから大幅改良したSUV「3008」を発売した。フロントフェイスの刷新や安全運転支援システムの機能向上などを図ったほか、プジョーブランドでは初となるプラグインハイブリッド車(PHV)の4輪駆動モデルを設定した。ディーゼルエンジンとガソリンターボエンジンを含む3種類のパワートレイン展開で、新規顧客の開拓と販売増につなげていく考えだ。
新たに設定したPHVモデルのグレード「GTハイブリッド4」は、最高出力147キロワット、最大トルク300ニュートンメートルを発揮する1.6リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載。13.2キロワット時のバッテリーを搭載し、トータルの最大トルクは520ニュートンメートルに達する。普通充電のみに対応しており、200ボルト/6キロワットの場合は約2時間半で満充電となる。
インテリアでは、疲労の軽減や快適性を高めるためシートの刷新を図った。運転支援システムでは、フラッグシップモデル「508」と同等レベルの機能を備えながら、全グレード標準装備とした。
価格は397万6000~565万円(消費税込み)。