帝人は、オランダ・アーネム市に「欧州サステナブル先端技術開発センター(ESTIC)」を開設したと発表した。環境対応領域での製品、技術の開発、マーケティング活動などを行うハブ拠点で、国や事業をまたがるグループ内連携を強化するとともに、外部との協創活動なども進める。
ESTICを設立したのは、環境意識が高い欧州に開発拠点を置くことで、2022年度を最終年度とする中期経営計画で掲げる「環境価値ソリューション」の提供を強化する狙いがある。グループ内外との協創活動を強化し、気候変動対策やサーキュラーエコノミーの実現に向けた開発を推進していく計画だ。
今後は、二酸化炭素の削減や水素社会の実現に向けた取り組みを進めるほか、グループ外の研究機関などとの協創関係を構築していく。