ダイハツ工業は20日、トヨタ自動車のカーシェアリングサービス「トヨタシェア」を導入し、ダイハツ販売会社4社で21日から順次サービス提供を開始すると発表した。過疎地の移動支援や観光地でのモビリティサービスなど、地域密着型のダイハツらしいMaaS(サービスとしてのモビリティ)の実現を目指す。対象エリアを順次拡大し、早期に全国展開したい考えだ。

 サービスの提供を始めるのはダイハツ広島、大分ダイハツ、ダイハツ東京、ダイハツ沼津の4社。各店舗での名称は「トヨタシェア ダイハツ〇〇ステーション」(〇〇は販社の店舗名)とする。ダイハツのトヨタシェア参画にあたり、トヨタグループでシステムや車載機器などを統一した。

 車種ラインアップは、トヨタ車だけでなく、自銘柄の「タント」「タフト」「トール」「ロッキー」の4車種も加える。

 トヨタシェアを導入する4社では、昨年から先行してダイハツ車のカーシェアサービスの実証実験を行っていた。