デンソーは19日、自動車向けセンサーを手がけるスタートアップ企業のAeva(エヴァ)と共同開発すると発表した。両社で周波数連続変調(FMCW)の次世代LiDAR(ライダー)を開発する。

 ライダーは、高い分解能で周辺にある物体の位置や形状を検知でき、自動運転に必要なセンサーの1つだ。現在、一般的に使われているライダーはTOF式と呼ばれ、パルス状のレーザー光を照射し、光が物体に反射して返ってくるまでの時間を計ることで、物体との距離や方向を検知する。

 FMCW式は、光の周波数を変えながら連続的にレーザー光を照射し、物体の距離や方向だけでなく、物体の移動速度も計測できるという。