ハンガリーの自動運転スタートアップのAIモーティブは、ソニーの電気自動車(EV)プロトタイプ「ビジョン-S」の自動運転ソフトウエア開発で協力したと発表した。今後も公道試験を開始したプロトタイプ車両の先進運転支援システム(ADAS)機能の進化で協力していく。
ビジョン-Sは、EV専用プラットフォームをベースに、ソニーのCMOSイメージセンサーをはじめとする、33個のセンサーや先進的なオーディオを装備したEVの試作モデル。昨年12月からオーストリアの公道でテスト走行を開始した。
AIモーティブは、ビジョン-Sに搭載されたセンサーを使う自動運転ソフトウエアの開発に協力、自動運転レベル2+のADAS機能を実現した。今後も自動運転やADASの機能に関係するHMI(ヒューマンマシンインターフェース)分野を含めてソフト開発で協力していく方針。
自動運転ソフトを手がけるAIモーティブが、他社の製造したイメージセンサーを使ったソフトを開発するのは初めて。