ダイハツ工業、住友商事、三井住友ファイナンス&リースは14日、農業用ドローンの製造・販売を手がけるナイルワークス(永田幸生社長、東京都渋谷区)の第三者割当増資を引き受けたと発表した。出資比率や金額は非開示。ダイハツとしては初の増資引き受けで、ハード、ソフトを含めた農業全体の総合支援に向け、出資へと踏み込んだ。
ナイルワークスは2015年1月に設立し、農薬散布や生育診断などに使う完全自動飛行型ドローンの開発を進めている。農業従事者の高齢化や後継者不足などの課題に対し、先端技術を駆使して省人化・効率化を狙う。
ダイハツはナイルワークスと組んで、軽トラックの荷台をドローンの発着地として利用する取り組みを行っている。出資を通じた多面的な支援により農家に役立つソリューションを提供する。ダイハツの幹部職から1人、社外取締役として派遣する。