FCAジャパン(東京都港区)のポンタス・ヘグストロム社長は、14日に開いたオンライン記者会見で、2023年までに「ジープ」ブランドの新車販売台数を2万台まで引き上げる方針を発表した。店舗空白地帯を中心に新規出店を進めることで店舗数を現在の82店舗から100店舗まで拡大するのに加え、1店舗当たりの販売台数底上げを進める。

 20年に過去最高となる1万3588台を販売したジープは、21年も1万5千台を見込むなど、右肩上がりの状況が続いている。会見でヘグストロム社長は「ジープには勢いがある。販売増と顧客満足度向上を進め、ディーラーの利益を増やしたい」と強調。21~23年の3年間をジープ成長戦略の第3フェーズと位置付け、拡大路線を進めていく考えを明らかにした。

 拠点数の拡大に向けては、これまで店舗網が弱かった東京都心をはじめとした首都圏を中心に、名古屋、大阪など大都市圏で重点的に出店する。既存ディーラーの拠点拡充に加え、「新たな企業の参入も歓迎したい」(へグストロム社長)とし、3年で18店舗を増設する計画だ。

 さらに2万台の達成に向けて1拠点あたりの販売台数を現在の年間160台から200台まで引き上げる。ディーラー拠点における現在の営業スタッフ数は16年と比べて1・5倍に、サービススタッフ数は同1・3倍に増員するなど、各ディーラーが戦力アップを進めてきた。今後は取り扱い車種も増やしていく計画を立てており、既納客代替えと新規客の取り込みの両輪を強化し、輸入車市場でのシェアアップを加速してく考えだ。