会見するノアック社長

 アウディジャパン(東京都品川区)のフィリップ・ノアック社長は13日、都内で記者会見を開き、2021年に新規や全面改良による新型車投入が10車種程度になるとの計画を発表した。新型電気自動車(EV)「Q4 e―tron(イートロン)」は「10カ月、遅くとも18カ月以内に日本に投入する」とし、EVのラインアップをさらに拡充していく方針も明らかにした。

 21年の新たな商品計画でEVを強化を打ち出す一方、ガソリン車など「従来のモデルレンジも拡大していく」とし、販売台数底上げに向けた商品投入を進めていく考えを示した。新規車種の「Q5スポーツバック」を発売するのをはじめ、「A3セダン」「RS6アバント」「RS7スポーツバック」「RSQ8」をフルモデルチェンジする。

 また20年12月にドイツで生産を開始した新型EVスポーツカー「イートロンGT」についても「日本に導入できるのがとても楽しみ」と強調。「日本の市場にぴったり」と自信を見せるQ4イートロンも加われば、年内にもEVラインアップが5車種になる。

 販売ネットワークの拡充も進める。販売拠点への設備投資額は年間で31億円となる見通し。新車2拠点、中古車2拠点を新規出店するほか、リロケーション3拠点、リニューアル17拠点を計画する。20年の国内販売台数は2万2304台で前年と比べて8%のマイナスだった。「プレミアム市場全体が縮小したことを考えると健闘した。アウディの販売ネットワークは3万台を売るポテンシャルがある」とし、大幅な販売台数引上げを目指す方針を示した。