2020年の車名別新車販売台数は、登録車と軽自動車を合わせた総合順位でホンダの軽自動車「N-BOX(エヌボックス)」が4年連続でトップだった。前年比22・7%減と大きく落ち込んだものの、1~8月の8カ月間にわたってトップとなり、年間首位を守った。一方、上位10車種をみると、登録車が11年ぶりに過半数を占め、トヨタ自動車「ヤリス」が登録車として3年ぶりとなる2位(登録車1位)を獲得。トヨタ「アルファード」が過去最高台数を記録し、初めてミニバンの首位に立った。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤和夫会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、堀井仁会長)が8日、登録車と軽自動車の車名別販売台数をそれぞれ発表した。首位のエヌボックスは、コロナ禍による供給停滞や12月にマイナーチェンジが控えていたことも重なり前年を大幅に下回ったものの、需要が底堅く推移する軽スーパーハイトワゴン市場で存在感を示した。このほか軽では、スズキ「スペーシア」が3位(軽2位)、ダイハツ工業「タント」が4位(軽3位)だった。

 登録車が総合順位で2番手に付けるのは17年のトヨタ「プリウス」以来。2月発売のヤリスは安定的に1万台を超える販売を続け、小型SUV「ヤリスクロス」投入後の9月には最高となる2万2千台を登録。9月以降は単月実績でエヌボックスを抜き、4カ月連続でトップを続けた。

 登録車は、上位車種に受注が集中し、軽を含めた総合ランキングでも存在感を高めた。軽の上位車種が前年を2割前後下回る中、ヤリスが15万台超、ライズが12万台超と販売ボリュームを確保したほか、トヨタ「カローラ」が前年比13・3%増、ホンダ「フィット」が同32・0%増、アルファードが同32・1%増を記録。特にアルファードは、トヨタの全店舗全車種販売(一部車種除く)がスタートした5月以降、兄弟車「ヴェルファイア」の需要も吸収し、月販1万台を超える水準となった。

 20年12月は、1位ヤリス、2位エヌボックス、3位スペーシアと前月と比べてトップ3の順位に変動がなかった。トップ10の内訳は登録車5車種、軽5車種。ヤリス1万7198台のうち、ヤリスクロスが8910台、「GRヤリス」が818台だった。