メルセデス・ベンツが本国でオプション設定するデジタル・ライト

 警報や音声認識などの分野では実装が進む。メルセデス・ベンツは、約3年前に全面改良した「Aクラス」から対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」の搭載を始めた。「ハイ、メルセデス」と発声するとシステムが起動する。新型「Sクラス」では認識性能を高め、後席乗員も利用できるようにした。BMWも「3シリーズ」を皮切りに「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載する。声によりエアコンの温度設定や目的地の検索を行うことができる。「OK、BMW」の発声で起動し、最新版では方言なども判別できるよう精度が向上している。市販のカーナビでも、独自の音声認識システムを備えた製品をラインアップするほか、米アップル「カープレイ」などの基本ソフト(OS)に対応し、スマートフォンを介してナビ操作や映像・音声再生ができる製品も増えつつある。