日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)の三部敏宏環境技術・政策委員会委員長(ホンダ専務)は、2050年にカーボンニュートラルの達成を目指す政府方針に対して「日本の国際的なポジションを高める英断」とした上で「直線的達成が見通せない難しいチャレンジ」と考えを示した。「自動車業界だけで対応するのは困難だ」とし、国のエネルギー政策や政策的支援と連動して進める必要性を指摘した。

 政府が30年代半ばに新車販売の全てを電動車に切り替える目標を掲げる方向で検討していることについては「政府の検討状況は承知していないのでコメントできない」と回答を避け、「多彩なシナリオが必要になる。十分に議論し、マイルストーンを明確にしたい」と述べた。また、カーボンニュートラルや電動化のハードルが高いとされる軽自動車や大型車も「聖域なく進めなければカーボンニュートラルは達成できない」と考えを示した。