トヨタ車体は15日、「ダカールラリー2021参戦発表会」を同社の吉原工場(愛知県豊田市)で開いた。今年も「ランドクルーザー(200系)」2台で参戦し、市販車部門で8連覇を目指す。増井敬二社長は「年明け最初の明るいニュースを届けられるよう戦う。ぜひ、期待してほしい」と語った。

 同社のダカールラリー参戦は前身のアラコ時代を含めて今回が27回目。今年は社員ドライバーの三浦昂選手をエースドライバーに据えた。前回に引き続き、福岡トヨタから岩浅龍矢、中武佑太の両メカニックも参加する。参戦車は前回、6速の自動変速機(AT)を初採用した。今回はATの制御を刷新し、よりスタックしにくくしたという。

 ダカールラリー2021は来年1月3~15日に中東のサウジアラビアで開かれる。同国第2の都市、ジェッダを起点とし、総走行距離約7700km(うち競技区間は約4800km)で順位を競う。