トヨタ自動車は、来年1月1日付の役員人事や組織改正などを発表した。旧副社長級を含め執行役員を入れ替えるほか、全社視点でプロジェクトのリーダーを担う「チーフ・プロジェクト・リーダー」を幹部職に新設し、6人を充てる。次世代をにらみ、経営幹部に経験を積ませるなどして人材育成を急ぐ。

 河合満氏、寺師茂樹氏、友山茂樹氏の3人が執行役員を外れ、コネクティッドカンパニープレジデントの山本圭司氏、生産本部副本部長などを務める岡田政道氏、渉外広報本部と国内販売事業本部の副本部長を兼務する長田准氏、レクサスインターナショナルとガズーレーシングカンパニーのプレジデントを兼ねる佐藤恒治氏の4人が執行役員に昇格する。河合氏ら3人はエグゼクティブフェローに就く。寺師氏は取締役を引き続き務める。

 昇格する4人は、チーフ・インフォメーション&セキュリティオフィサー(山本氏)、チーフ・プロダクション・オフィサー(岡田氏)、チーフ・コミュニケーション・オフィサー(長田氏)、チーフ・ブランディング・オフィサー(佐藤氏)などとして担当領域を統括する。