マツダと住友商事は30日、メキシコの合弁生産拠点「マツダデメヒコビークルオペレーション(MMVO)」の住商保有株式を2020年度内にマツダが全て取得することで合意したと発表した。現在の出資比率はマツダが75%、住商が25%。取得額は非公表。住商の知見を生かして現地化などを進めてきたが、運営基盤が固まったと判断し、資本構成を見直す。

 MMVOは両社が11年に設立。14年に量産を開始し、15年にはトヨタブランド車の量産を開始するなど生産台数を積み重ね、20年1月には累計生産が100万台を超えた。年間生産能力は、車両25万台、エンジン25万基。当初はマツダが70%、住商が30%の出資比率で開始し、17年に現在の比率に見直した。