検証に使用した車両と美深試験場

 スバルとソフトバンクは24日、第5世代移動通信システム(5G)やセルラーV2Xを活用した自動運転車の合流時支援の実地検証に世界で初めて成功したと発表した。本線が渋滞していない場合は5G、渋滞の場合はセルラーV2Xを使用し、2種類のユースケースでスムーズに自動運転車が合流できることを確認した。

 検証はスバルの研究実験センター美深試験場(北海道美深町)で実施した。非渋滞時は低遅延・高信頼な通信が求められるため、5Gを活用する。インフラ側で衝突可能性があると判断した場合、自動運転車に減速指示などを発信する。一方、渋滞時は自動運転車がセルラーV2Xで本線走行車に減速指示などを発信し、本線走行車がスペースを空ける方法で効果を検証した。