燃料の残量や駐車位置の確認をスマホ上で行える

 メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)は、既販車に後付けできるコネクテッド装置「メルセデス・ミー・アダプター」の拡販に力を入れている。2019年2月から取り扱いを開始し、今年11月上旬で搭載車両台数は約1万3千台を数える。車両状態の診断や予防整備の提案などを通じて入庫誘導につなげている。10月から系列販売店以外にも同装置の販路を広げてEC(電子商取引)サイトでの販売も開始した。中古車専業店でベンツ車の中古車を購入したユーザーら、これまで系列販売店との接点がなかった顧客層も取り込んで、入庫誘致や将来の車両代替などにつなげていきたい考えだ。

 同装置を後付けで装着できるのは02年以降に発売した大半の車種。新車向けテレマティクスサービス「メルセデス・ミー・コネクト」の搭載車には後付け装着できない。

 同装置を利用するには、顧客向けサービスサイト「メルセデス・ミー」に登録する必要がある。登録後、専用アプリをダウンロードすることでコネクテッド機能を利用できる。車両の診断機接続部(OBD2ソケット)に接続し、ブルートゥースによるデータ通信で車両情報が得られる。エンジン始動の操作は行えないが、燃料の残量や最後に駐車した位置なども確認できる。

 現在、初回車検を受けたユーザーや認定中古車の購入者を対象に無償装着キャンペーンを実施して、装着台数の増加に力を入れている。10月からはECサイト「アマゾン」での販売も開始した。

 メルセデス・ベンツ日本カスタマー・サービス部門サービス・パーツ・プロモーション課の野口麻子マネージャーは「入庫時や車両販売時などで提案し、利用者のさらなる拡大につなげていきたい」と意気込む。