モトGPに参戦するチームスズキエクスターのジョアン・ミル選手が、15日にスペインで行われた第14戦で7位でゴールし、最終戦を残して2020シーズンのライダーチャンピオンを獲得した。スズキのライダーがタイトルを獲得するのは00年のケニー・ロバーツ・ジュニア選手以来20年ぶりの快挙となる。また、アレックス・リンス選手も4位入賞を果たしたことで、初のチームチャンピオンを獲得し、2冠を達成した。

 ジョアン・ミル選手はスペイン出身の23歳のライダーで、19年にチームスズキエクスターに加わった。20シーズンは「GSX-RR」で上位クラス「MotoGPクラス」に参戦し、第14戦では7位ゴールによりライダーズポイントを171ポイントに上げ、20年ぶりにスズキにライダーチャンピオンをもたらした。

 同社の鈴木俊宏社長は「スズキの100周年という節目に世界最高峰の二輪レースでチャンピオンを獲得してくれた。このチームを誇りに思うとともに次の100年に向けて良いスタートを切ることができた」とコメントした。