日産自動車の苦境がサプライチェーンにまで波及している。日産と取引の多い部品、車体メーカー7社の2020年4―9月期の連結決算は全社が減収となり、パイオラックスを除く6社が最終赤字に陥った。新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車生産が世界規模で減少したことが影響した。ただ、足元の生産台数は中国を中心に回復基調を示しており、3社が下期の増産を織り込み…