自動車産業の回復がコロナ禍における日本経済のけん引役として存在感を増している。経済産業省がまとめた9月の鉱工業生産指数では、上昇方向に引っ張った品目として乗用車を1位に挙げた。自動車の経済波及効果は全産業でも最も高く、車体や自動車部品、電池、ゴム製品などの回復もけん引している。関連製造業なども含め約550万人の雇用を支える自動車産業は「日本経済の…