日本製鉄は、350億円を投じ、瀬戸内製鉄所広畑地区で電気自動車(EV)の駆動用モーターなどに使う電磁鋼板の生産設備を増強すると発表した。電磁鋼板への投資額は、2019年以降の公表済みを含めて広畑地区と九州製鉄所八幡地区の2カ所累計で1040億円になる。一連の設備投資で生産能力は、23年上期に現行比4割増やす。電磁鋼板は世界的な環境規制の強化による…