アルピーヌ110S

 アルピーヌ・ジャポン(大極司CEO、横浜市西区)は、スポーツカー「アルピーヌA110」をカタログモデルの販売から受注生産販売に切り替える。カスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」を5日から開始したことに合わせて、およそ2万通り以上の組み合わせから好みの1台を選べる受注生産方式に移行する。日本市場をフランスに次いで第2の市場として位置付けており、プログラムの開始によりさらなる増販を狙う。

 アルピーヌは、フランスをはじめ欧州で受注生産による販売を行っているが、日本ではあらかじめ仕様を設定したカタログモデルとして扱っていた。こうした販売方法では、欧州同様にユーザーの多様なニーズに応えることが難しかった。受注生産に移すことによって販売や営業体制の強化につなげる。

 新たに始めたアトリエアルピーヌでは、車体色が29色用意され、全世界で各色110台の限定生産となる。車体色の他、3種類のホイールデザイン、3色のホイールカラー、4色のブレーキキャリパーカラーの中から組み合わせてカスタマイズできる。

 5日に開催したオンライン会見で、アルピーヌ・カーズのコマーシャルダイレクター、レジス・フリコテ氏は「かねてより日本向けでもこの生産体制を整えたかった。アルピーヌにとって日本市場は重要な市場だ」と語った。

 また、通常オプションについても右、左ハンドル、車体色などの選択肢を増やした。アトリエアルピーヌと通常オプションを組み合わせた選択も可能としている。受注生産体制を取っているため、納期は最大で8カ月を要する。即納ニーズに対応するため一部従来のカタログモデルも用意するが、大半は受注生産になる見込み。

 2018年から国内導入したアルピーヌは、全国に14店舗を構え、19年に349台を販売した。受注生産に移行後のベース車両価格は、「アルピーヌA110ピュア」が788万円、「アルピーヌA110リネージ」が835万2千円、「アルピーヌA110S」が850万円(消費税込み)。