日野自動車は、フォルクスワーゲングループの商用車部門であるトレイトンと電動車開発の協業契約を締結したと発表した。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の開発および電動プラットフォーム共有化で協力する。両社の専門性を持つメンバーが専任チームを組み、スウェーデンのセーデルテリエで活動を開始する。東京にも拠点を構える計画で、両社の強みを持ち寄り電動車開発のリードタイム短縮を狙う。

 両社は2018年9月に電動化技術と調達分野の協業で合意した。同年10月には部品調達の合弁会社を設立したほか、電動プラットフォームと電動化コンポーネントの一括企画を共同で推進する方針を固めるなど、協力体制を強めてきた。