スバルは15日、新型「レヴォーグ」を発表した。価格は、通常モデルが310万2千~370万7千円、渋滞時のハンズオフ機能などを備える「アイサイトX」搭載グレードは、通常モデルに対して一律38万5千円アップの348万7千~409万2千円(いずれも消費税込み)。8月20日から10月14日までの先行予約台数は8290台だった。発売は年内を予定し、初年度の販売台数は月2200台を計画する。

 2014年以来約6年ぶりの全面改良となる。新型は「レガシィ」のツーリング思想を継承するとともに、最新の先進安全技術を搭載して商品価値を高めた。

 先進安全の領域では、広角化した新開発のステレオカメラに加え、前後4つのレーダーを組み合わせて安全性を進化させた「新世代アイサイト」を全車標準装備する。

 アイサイトXは、3D高精度地図データや準天頂衛星「みちびき」などの情報を駆使し、車線変更アシストやカーブ前の速度制御などを行う。

 新開発1・8㍑直噴ターボエンジンや「スバルグローバルプラットフォーム」などを採用し、高い走行性能を実現する。一部グレードではドライブモードセレクトによりスイッチ一つで車のキャラクターの切り替えが可能となる。

 15日のオンライン発表会で中村知美社長は「最新の技術は日本のレヴォーグから投入する思いでつくり上げた。ニューレヴォーグこそが次世代スバルのトップバッターを担う車種だ」と期待を述べた。