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 保険の窓口グループ(窪田泰彦会長兼社長、東京都千代田区)とトヨタファイナンシャルサービス(福留朗裕社長、名古屋市西区)、トヨタファイナンス(西利之社長、同)は15日、共同事業を開始すると発表した。まずはトヨタファイナンスが来店型保険ショップ「ほけんの窓口」を名古屋市内で運営し、生命保険などの販売ノウハウを蓄積。将来的にはトヨタ販売店による店舗展開を目指す。

 トヨタファイナンスを募集代理店とした「ほけんの窓口名古屋駅前店」を30日にオープンする。立ち上がりは、ほけんの窓口の社員が店舗運営スタッフとして加わり、トヨタファイナンスの社員が実際の営業活動を通じて保険販売に必要な知識やスキルを習得。トヨタ販売店が同店舗を運営する場合にバックアップできる体制を整える。

 トヨタの新車販売は5月に全店舗全車種販売に移行。今後は店舗の統廃合なども進むと見られている。こうした中、トヨタファイナンスでは、来店型保険ショップの運営がディーラーの遊休資産を有効活用する手段やユーザーと長期的な接点を創出する取り組みにつながると判断。トヨタディーラーによる「生活サービス業」への取り組みにもつなげていく考えだ。