ダイハツ工業、香川県三豊市、三豊市社会福祉協議会は5日、福祉介護向け共同実証事業を11月に実施すると発表した。ダイハツの送迎支援システム「らくぴた送迎」を活用し、市内5施設の利用者向けに送迎サービスを提供する。送迎業務の集約による効率化を図るとともに、送迎車両の空き時間を有効活用した新たな移動ニーズの可能性も探る。実証事業は11月末までの1カ月にわたって同市の山本地域・財田地域で実施する。車両は介護施設を手がける各法人が所有する計4台を使用。らくぴた送迎により、最適な運行計画を組み立てる。

 想定利用者数は80人で、延べ人数は600人程度を見込む。利用料は無料。新型コロナウイルス対策として抗ウイルスコーティングや間仕切りのカーテンを設置する。

 ダイハツと三豊市は2019年10月、福祉介護領域における次世代モビリティサービスに関する連携協定を締結していた。