三菱ふそうトラック・バスは、印オラガダム工場で輸出向け大型バス「BA」の生産を本格的に開始したと発表した。アラブ首長国連邦(UAE)向けの製品として今夏販売を開始しており、2023年末までに累計800台を生産する計画。

 BAは、ダイムラーグループがインドで展開する商用車ブランド「バラート・ベンツ」の大型バスをベースに輸出向けに仕様変更したふそうブランドのバス。設計や製造はダイムラー傘下のダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズが担当し、三菱ふそうや独エボバス社は販売戦略に携わった。

 三菱ふそうにとってUAEは中東・北アフリカ地域における最大市場でトラックを合わせたシェアは50%を超えている。