アピオ製品でカスタムされた車両定番のしし狩りバンパーも

 ジムニー専門ショップとして全国から支持を集めているアピオ(河野仁社長、神奈川県綾瀬市)では、「原点回帰」をテーマに、よりシンプルにオフロード性能と機能美を探求した製品を発売している。人生を「旅」に例える河野社長は、商品性に加えジムニーとユーザーが物語を作っていくきっかけを提供したいと、カスタマイズ商品のほかにも、横濱帆布とコラボレーションしたバッグやTシャツなど、トータルライフスタイルを提案している。

人気のワイルドボアホイール

 その中でも特にこだわりが強いのが、カスタマイズの1丁目1番地であるホイールだ。人気のワイルドボアシリーズは、LJやSJジムニーが装着していたスチールホイールをイメージしたアルミホイールの「SR」と、5本スポークがスタイリッシュな「X」の2種類を展開している。SRは、あえてシャープさを避け、鉄チンホイールっぽさを重視している。2017年に黒と白を発売し、19年夏に新色のアイアングレーを追加した。ボディーカラーによってクルマの個性を際立たせる仕上がりで、見た目の違いをアピールしている。

ヨシムラとコラボした人気のチタンマフラー

 また、トツゲキシリーズとして定番のマフラー「静香御前」シリーズや、2輪業界で世界的に有名な「ヨシムラ」とコラボレーションしたチタンマフラーも、根強い人気を誇っている。特に高品質のチタンマフラーは、高価格にもかかわらずJB23用は1000本以上の装着されている。JB64と74用も問い合わせが増えており、新たにチタン素材に焼き入れをしない”チタングレー”を新作として追加した。「顧客には多趣味なライダーが多い」と言う河野社長は、チタンマフラーのつなぎ部分にあえてバイク用部品を使うなど、性能だけではない遊び心も取り入れている。

スチールリアラダーやけん引フックも定番商品

 外装品のラインナップも多く、意匠権取得済の「スチールリアラダー」や、アピオ創業者の尾上茂会長がデザインとネーミングをした「しし狩りバンパー」は定番商品だ。また、車体下周りの各ガード類は、大自然の道なき道を進み冒険へと踏み出すジムニーを保護する、隠れた人気商品となっている。

実用性を重視するロードウィンサスペンションキット

 「ロードウィン」のサスペンションキットも安定したニーズがある。しかし河野社長は「インチアップありきでのカスタマイズは勧めない」と語る。ジムニーは車高を上げすぎると重心が安定しないからだ。さらにJB64/74では前モデルに比べ純正での全高が高くなっており、見た目もさることながら実用性を重視する同社では、クルマの性能を最大限引き出すカスタマイズを提案している。

各種グッズの展開もアピオの強み

 さらに多くの林道ツーリングや国際ラリーへの出場経験から、けん引へのこだわりは強い。けん引フックはジムニーの仕様や目的、重量に合わせて選択肢の幅をもたせ、かつ視認性を上げるイエローフックや、ドレスアップ効果が高い赤があり、純正バンパー用とタクティカルバンパー装着車用を取り揃えている。

 ジムニーを移動する道具ととらえる河野社長は、「個々のパーツに旅への思いを込めている。唯一無二のジムニーとのカーライフのきっかけを提供したい」と、今後も機能性を持ち合わせた魅力ある商品を発表していく。

河野社長の旅日記