FIA世界耐久選手権(WEC)ル・マン24時間耐久レースでトヨタ・ガズーレーシングのTS050ハイブリッド8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)が3連覇を遂げ、トヨタ・ガズーレーシングが最終戦を残してチームチャンピオンを獲得した。豊田章男社長は「もっといいクルマづくりの戦いをこれからも続けていく」とコメントした。

 レースでは、TS050ハイブリッド7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)がポールポジションを獲得したものの、中盤で排気系トラブルに見舞われてペースダウン。しかし、後半は追い上げて3位に食い込んだ。

 トヨタ自動車はまた、同社のWRC(世界ラリー選手権)チーム代表を務めるトミ・マキネン氏とモータースポーツアドバイザー契約を結んだと発表した。これに伴い、トミ・マキネン・レーシング(TMR)を中心としたラリーの運営をトヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパへ移管する。

 新体制ではTMRで培った車両の開発ノウハウを事業展開に生かすほか、人材育成なども強化する。