JDパワージャパン(山本浩二社長、東京都港区)は、新車購入後2~9カ月経過したユーザーを対象に行った「2020年日本自動車商品魅力度調査」の結果を公表した。ブランド別ランキングで、BMWが1千㌽満点中756㌽で総合首位を獲得した。セグメント別ランキングでは、ホンダが「軽自動車」と「コンパクト」で1位となった。

 同調査は年に1回、所有する自動車の性能やデザインといった商品の魅力について「外装」「運転性能」「燃費」など10分野77項目で聴取し、商品の魅力度に関するユーザーの評価を明らかにするもの。今年で10回目。5~6月に実施し、1万9435人が回答した。今回の調査の業界平均スコアは657㌽で前年から12㌽向上した。現在の調査項目設計の初年である14年に比べ、6年間で35㌽アップし、14年以降で最も高い評価となった。また、「同じメーカー(ブランド)の車を買いたい」とするブランド再購入意向は82%で14年から14㌽向上。ブランドに対する顧客ロイヤルティーが高まっていることを示した。

 セグメント別に最も高ったのは、軽自動車がダイハツ工業「ムーヴキャンバス」とホンダ「N-BOX」で同点1位。コンパクトはホンダ「フィット」、ミッドサイズはレクサス「UX」、ミニバンはトヨタ自動車「アルファード」。