ホンダがパワーユニットを供給するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが6日に開かれたF1第8戦イタリア・グランプリ決勝で初優勝を果たした。アルファタウリの前身であるトロロッソにホンダがユニットを供給開始した2018年以来、チームとしても初めての優勝となる。ホンダがパワーユニットを供給するチームの優勝は第5戦のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に続く今季2回目。

 レースは中盤までトップを走っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)がクローズ中のピットに入ったことで10秒のストップ&ゴーペナルティが科され、最後方に後退。10番手スタートだったガスリーは、赤旗中断から再開した28周目にトップに浮上した後、カルロス・サインツ・ジュニア(マクラーレン)の猛追をかわし、波乱の展開のレースを制した。

 ガスリーの初優勝を受けてホンダの八郷隆弘社長は7日、「ドラマチックな展開でドキドキが止まらない名勝負だった。本当におめでとう!」と祝福のコメントを出した。